しがないジャニオタが春から社会人になった話
3月に大学を卒業し、4月から社会人というものになった。
正直、こんなにも社会人が大変だとは思っていなかった。社会人として働いてその上家庭も持ったりしている人を心の底から尊敬した。
全ての行動に「責任」がついて回る。私の職には普通の会社で1ヶ月ほど行われる研修というものがなく、すぐに一人前という扱いで仕事を任せられる。初日から訳もわからず、何をすればいいのかもよくわからず、終業時もいつまで残ればいいのか、残ってやるべきことも分からないのに残る必要があるのか?という問いが続きただただ辛かった。1週間を終え、こんなに嬉しい金曜日がかつてあっただろうか、俗にいう「華金」の意味がようやくわかった。土日のありがたさが身に沁みた。
私は人見知りだ。シゲアキ並みの。分からないことがあってもなかなか周りの先輩に切り出せず、困っていた。そんな時、ある1人の先輩から「何でも聞くことだよ!1回で覚えて、ありがとうございますを忘れないこと!!頑張れ!!」というアドバイスをもらった。嬉しくて嬉しくて涙が止まらなかった。それからというもの、分からないこと、自分で考えても答えが見つからないことは周りに聞いた。少しずつ仕事の感覚を掴むことができた。しかし、同期がいない私は職場で孤立する場面が多く、どうしたらいいのか途方にくれることも多かった。
家に帰ってからふとツイッターで流れてきた濵田さんの言葉。雑誌での新生活を頑張る人へのメッセージだった。
「オレ、実はコミュニケーション取るのあんまり得意じゃないねん。自分だけだとどうしても受け身になってしまって。(中略)濵田もみんなと同じように悩んでるんやで〜!コミュニケーション取るのが上手になるよういっしょに頑張ろう!」
あ〜。あの濵田さんも、おんなじように悩んでるんだ。そう思ったら気持ちが少し楽になった。いつも私と同じ位置に居てくれる人だ。また涙が出た。
元気を出そうと、過去の少クラを見返した。そこにいたのは、いつでも変わらない笑顔で明るく前を向いて歌って踊っている人たちだ。どんなに辛くてもステージに立ち、努力を欠かさず夢を追い続ける人たちだ。こんなに頑張っている人たちがいるんだから自分も頑張ろう。素直にそう思えた。
アイドルはいつでも私を引き上げて、前を向かせてくれる。
負けずに明日からも頑張ろう。
ジャニーズWEST3周年おめでとう。
変わらずに強く清らかな光をください。
いつもありがとう。