クソだらけの現実をどう生きるか
ひさびさに見入ったドラマ、「アンナチュラル」が終わってしまった。何とも言えないこの喪失感。連ドラ特有の最終回後の寂しさを紛らわすために書いている。
最後までさとみが正義だった。
自分を曲げなかった。
信念を貫く女って割とドラマでは描かれがちだけど、その人たちには基本的に迷いがなくて、圧倒的に能力が高くて全てを当たり前のようにやってのける。それはそれでかっこいいんだけど、今回は違った。
ミコトは迷いながら苦しみながら自分の信念を貫いた。そして、その信念で不条理な死に打ち勝った。
死っていうクソ重たいテーマの中で
クソのような動機を持った犯人たちを
クソ努力して法医学で裁いていく
死人を扱うというのは過去に起きたことを明らかにするだけだ、それが今に何故役立つのか?最初は思っていた。
その概念はすぐに覆される。死因の特定によって真犯人が暴かれ法によって裁かれる。
法医学は未来のための仕事
最後に六郎が言った言葉が突き刺さる
未来のための仕事。
ミコトのように強く信念を持ち
強く働きたいと思う
嫌いじゃないのK。
それが救いだ。