キラキラみたいなのを出すスイッチ/溺れるナイフ感想
溺れるナイフを見てきました。
※※完全にネタバレになりますのでご注意ください※※
感想としてはとても生々しい映画だった。全てのシーンに感情が剥き出しで。ある種独特の雰囲気が漂っているような。
10代の頃って何でもできる気がしてたし、こうだったよなぁと思えるほどに自分はもうあの年代ではないんだなぁと感じたり。遠くへ行けると信じてた頃を思い出したり。すごく懐かしさを感じるところもあった。
海や火、自然の画はとても綺麗だし、遠回しで動く人物を捉えている感じが、田舎であの年代を生きる子たちをちょっと覗き見しているしているような気分にもなった。
誰もが自分の中に核になる体験があるんだろうけど、それがナツメにとっては浮雲での日々だったんだろうなぁと。
わからない部分も多かったけど、それを含めて溺れるナイフなんだろうなぁ。
重岡くんに対しては、「大友が重岡なのか、重岡が大友なのかわかんない。」の一言に尽きる。それほど大友の中に私が普段「重岡大毅」に対して抱いている「重岡的要素」がにじみ出ていた。それも悪い意味でなく、とてもいい意味で。
市場三郎のときに、はまちゃんは三郎がハマり役だったのではなく、自分ではめたのだと言っていた。自分と三郎は似ていないと。
しかし、溺れるナイフではそもそも大友が重岡大毅だったという感覚に近い気がする。まさにハマり役なのだ。いや、これでもし、しげが全力でハメていたというなら、それはそれで怖いくらい。笑
いや、ハメてはいたんだろうけど。
しかし、ここにみる重岡大毅はいつものキラキラだっきゃんスマイルのしげちゃんではなく、リアルな重岡大毅だから、見ていてとても生々しかったのだ、、、だからもしかしたらあれは重岡大毅じゃなかったのかも、、、?
1番怖いのは「キラキラをみたいなの出すスイッチ」を持つ重岡くんが、ずっとスイッチを押した上で私たちの前に出てきているとしたら、私が大友を演じる重岡大毅でさえも本当の重岡大毅じゃないってこと?そこまで計算されていたとしたら?
もはや自分でも何を言いたいのかわからなくなってきた笑
ランナーズハイみたいな、ゾーンに入る瞬間みたいなのがあるって重岡くんはよく言うし、実際ライブDVDを見ていても、あーーー今ゾーンに入ってるんだろうなぁって表情が見て取れる瞬間が多い人だというイメージがあるので。
演じる時も多分演じるゾーンみたいなものがある人なんだろうなぁって。
とにかく重岡大毅ってすごい。。。
もういっそのこと、重岡大毅のことを一切知らずにこの大友に出会いたかった。なんのフィルターもかけずに映画を見て素直に大友が好きだーーーー大好きだーーーー結婚してくれーーーーーと叫びたかった。これをみて重岡大毅に堕ちたかった。ナイフ出の重岡担になりたかった。それほど最高でした。
とにかくこんな報われないキャラって少女漫画に絶対いるよねーーーってか田舎の自分のクラスにもいたよねーーーー!という雰囲気を醸しだす大友がとてつもなく好きだった。
お前ら品ないよな
って好きな人のことを悪いように言われるのが嫌いな大友が
パリ?
ってモデルと言えばパリコレという単純発想な大友が
椿みたいじゃな
って笑いかける大友が
大好きじゃ
ってつい口から出ちゃう大友が
東京さ行くだ
ってとっさに笑わせようと励まそうと切り替えて歌う大友が
イカ焼きに青春ささげるんじゃ
って恋敵に宣言する大友が
大大大好きだーーーーー。。。
重岡大毅が大友としてこの世に見つかって良かったなぁ。
もう一回スクリーンでみたいなぁ。
追伸
大友がタオルを夏芽にかけるシーンで
(^ヮ^=)涙拭けよ
の一発目MCを思い出したWEST担は私です。